第73回国民体育大会の準決勝の相手は岐阜県。

【1Q】岐阜県のセンターパスで試合が開始。立ち上がりから中盤での激しい攻防戦が繰り広げられる。
5分、初めにサークルに入ったのは広島県。サークル付近のリスタートからNo.9 河村とNo.7 三橋がテンポよくパスを繋ぎ、河村がリバースヒットシュートを打つが枠外となる。
9分、相手選手が左サイド50yd付近からサークル内に向けて打ったボールがゴールポストで跳ね返り、相手FWへ。No.2 錦織が低いタックルで奪い、広島県のボールとする。
11分を過ぎたあたりから自陣でのプレーが続くが、広島県は岐阜県にチャンスを与えない。
14分、No.9 河村がサークル内にボールを入れ、パスを受けたNo.5 辻井がゴール前にボールを流すが、味方に合わせることができない。
 
【2Q】
1分、広島県がペナルティーコーナー（PC）を獲得する。No.11 松本がヒットシュートで得点を狙うが枠を捉えることができない。
5分、左サイドから岐阜県のスクープを起点とした攻撃にサークル内に攻め込まれるが広島県のDF陣が落ち着いて対応。
8分、23M内のリスタートからNo.6 金藤がサークル侵入を試みるが突破することができない。
試合が動いたのは9分、左サイドからドリブルで突破された広島県はゴール前にヒットを打ち込まれ、鋭いコースにタッチシュートを決められ失点。
11分、岐阜県のPC。広島県のDF陣は粘りを見せ守り切る。その直後、No.4 浅井からロングパスを受けたNo.13 加藤がドリブルで相手ゴールを目指すが、岐阜県の堅い守備に阻まれる。
13分、広島県の23M内からのリスタート。No.14 大田のクロスボールを受けたNo.5 辻井がリバースヒットシュートを打つがゴール上を通過。
終了間際、左サイドからNo.8 藤井がサークルめがけてボールを入れ、相手DFが弾いたボールをレシーブしたNo.5 辻井がサークル内のNo.13 加藤に繋げ、混戦の中No.9 河村が執念で押し込み試合を振り出しに戻す。
 
【3Q】序盤から激しい攻防戦となる。
2分、中盤でパスをカットされた広島県はカウンターとなり、2対2のピンチとなるが、相手のシュートは枠外。
4分、相手選手のグリーンカードにより2分間数的有利となる。その間に攻撃をしたい広島県だが、なかなか攻め込むことができない。
6分、岐阜県のPC。相手のスイープヒットシュートをNo.14 大田がクリア。
それから守備の時間が続くが、広島県は集中しプレーを続ける。
9分、センター攻撃をしかけた広島県はNo.14 大田のヒットパスが前線のNo.7 三橋に繋がり、三橋がリバースヒットシュートを打つが、相手DFに阻まれる。
12分、左サイドからパスで崩した広島県はサークルに入り、No.13 加藤、No.9 河村と繋ぎ、最後に河村からパスを受けたNo.11 松本が待望の2点目を決める。
その後、広島県が優勢に試合を進め、リードしたまま第4クォーターへ。
 
【4Q】2分、落ち着いてプレーをする広島県は右サイドから大きく左サイドに展開し、サークル付近でリードしたNo. 10 山田がリバースヒットでサークル内にボールを入れるが惜しくも繋がらない。
4分、広島県選手がイエローカードにより5分間数的不利となる。
6分、左サイドから攻め込まれた広島県はリバースヒットシュートを打たれるがNo.1 GK中村がクリア。その後も人数が少ない中、岐阜県の攻撃を全員で粘り守る広島県。
9分、No.10 山田からパスを受けたNo.5 辻井が一気にゴール前までドリブル。ゴールキーパーが出てきたところをプッシュシュートで狙うが、わずかに枠の右に外れてしまう。
そして、最後まで一丸となってプレーを続けた広島県は２－１で岐阜県に勝利。決勝戦は昨年と同じく奈良県（南都銀行SHOOTING STARS）と対戦する。

2Q　9分　岐阜県成年女子（0－1）

2Q　15分　広島県成年女子（1－1）
得点　No.9　河村元美
アシスト　No.13 加藤彰子　　

3Q　12分　広島県成年女子（2－1）
得点　No.11　松本夏波
アシスト　No.9　河村元美