高円宮牌2017女子ホッケー日本リーグ ファイナルステージ・準決勝の対戦相手はレギュラーステージを2位で通過した山梨学院CROWNING GLORIES。

【第1Q】CCWレッドスパークスのセンターパスで試合が開始される。
5分、自陣の23Mセンター付近で相手からボールを奪ったNo.15 佐藤が勢いよく前へ。右に展開しパスを受けたNo.16 辻井が前線でリードしたNo.17 山田を狙うもチャンスに繋げることができない。
その後もボール保持率を増やし、攻撃するタイミングを伺うレッドスパークスだが、なかなか山梨学院の守備陣を突破することができず。
14分、相手に素早くプレッシャーをかけ、ボールを奪ったNo.19 金藤がサークル内のNo.16 辻井へと繋げ、辻井がヒットシュートで得点を狙うが枠外。
第1Qを0－0で終える。
 

【第2Q】2分、No.18 藤井のスクープパスから一気に相手陣地に攻め込んだレッドスパークスはNo.16 辻井がゴール前にチャンスボールを通すが、あと一歩のところで合わせることができない。
その後も優勢に試合を進めるレッドスパークス。
10分、右サイドからNo.19 金藤、No.10 湯田、No.16 辻井と素早くパスを繋ぎ、左へサイドチェンジ。辻井がスピードのあるドリブルで一気にサークル内まで持ち込み、No.15 佐藤にパス。佐藤が倒れこみながらダイレクトシュート打つも相手キーパーが見事な反応をみせ、好機を阻まれる。
第2Qも試合は動かず、0－0のまま前半を折り返す。

【第3Q】1分、No.18 藤井からのスクープパスが相手サークル内に落下し、No.7 三橋がレシーブするが、相手キーパーの速いつめによりシュートを打つことができない。
9分、山梨学院にペナルティーコーナー（PC）を与えてしまったレッドスパークスはタッチシュートを決められ痛恨の失点。追いかける形となってしまう。
それから反撃をみせるレッドスパークスだが、山梨学院の守備陣に阻まれ大きなチャンスを作ることができず。
1点ビハインドで第3Qを終了。

【第4Q】第4Qにすべてをかけるレッドスパークス。開始早々、勢いよく相手サークル内へと攻め込むがラストパスが合わず。
3分、レッドスパークスがPCのチャンスを獲得する。No.18 藤井がドラッグシュートで得点を狙うが、山梨守備陣に阻まれる。
その直後、No.17 山田が反則を取り再度レッドスパークスのPC。ここで決めたいレッドスパークスはNo.18 藤井のボールに山田がリバースタッチシュートで合わせるがゴールを割ることができない。
攻めながらもなかなか得点を奪うことができないレッドスパークスは試合終了時間が刻一刻とせまるにつれ焦りが見え始める。
残り1分となった時、23Mセンター付近からNo.20 錦織がサークル内へ強打を放ち、それにNo.10 湯田がタッチシュートで見事に合わせ、念願の得点！
そして試合は1－1の同点で終了し、勝負はシュートアウト戦へ持ち込まれる。
※シュートアウトとは、両チーム5名ずつのフィールドプレーヤーとゴールキーパーが1対1を行って勝敗を決める攻防戦のことです。

後攻のレッドスパークスはNo.7 三橋、No.10 湯田、No.19 金藤が決め、3点。対する山梨学院の1、3人目をNo.22 GK吉川が好セーブし、両チーム4人を終えた時点で3－2とレッドスパークスがリード。山梨学院の5人目を止めた時点でレッドスパークスの勝利が決まる中、落ち着いて臨んだNo.22 GK 吉川がシュートを防ぐ。
結果、3－2で山梨学院に勝利したレッドスパークスは立命館大学を破ったソニーHC BRAVIA Ladiesと優勝争いをすることとなった。

3Q　 9分　山梨学院大学CROWNING GLORIES（0－1）


4Q　 15分　CCWレッドスパークス（1－1）
得点　No.10　湯田葉月
アシスト　No.20　錦織えみ