国民体育大会の出場権をかけて、島根県との決勝戦が始まった。
島根県のセンターパスにより試合が開始された。9分、右サイドでNo.4 齋藤からパスを受けたNo.7 三橋がドリブルでサークルインし、ゴール前のNo.9 新井へ。ダイレクトシュートでゴールを狙うと相手DFが反則で止め、ぺナスト(PS)を獲得する。それを新井が確実に決め、広島県が先制点をあげる。
14分、19分にペナルティーコーナー(PC)のチャンスを獲得した広島県はバリエーションを使った攻撃で得点を狙うが、決めきることができない。その後も前線を狙い攻撃をしかけるが、島根県の粘り強い守備に思うように攻めきれない時間帯が続く。
待望の2点目は27分、No.10 湯田がセンターからドリブルで突破し、パスを受けたNo.11 笠原がシュート。キーパーの弾いたボールに反応したNo.8 小野がヒットシュートを左下に決めた。そのまま前半を2-0で折り返す。
後半に入り、広島県はDFラインでボールを回し、相手の動きを伺う。5分、広島県がPCのチャンスを獲得。No.16 藤井がドラッグシュートを左下に決め、追加点をあげる。
それから広島県は大きくサイドチェンジを取り入れ、パスゲームを展開しながらチャンスを作るも、島根県DFに阻まれてしまう。
27分、サークル内の混戦の中、No.7 三橋がリバースヒットシュートを放つが、惜しくもポストに弾かれてしまう。30分、ロングコーナーでNo.8 小野からパスを受けたNo.6 大田がサークル内へボールを入れ、リードしたNo.7 三橋がシュート。そのリバウンドをNo.13 加藤が落ち着いて決め、4点目とした。
そして広島県は4-0で島根県に勝利し、中国ブロックの代表として10月に岩手県で行われる国民体育大会の出場権を獲得した。