第73回全日本女子ホッケー選手権大会　決勝戦。

 

レッドスパークスのセンターパスで試合が開始されました。

 

レッドスパークスは右サイドから№５西村からのフリーヒットで、前線の№７三橋へパス。エンドラインに向かってドリブルで進み、№１６金にパスをすると、そのままサークルへ進入。ゴール中央へボールを送ると、№９新井がダイレクトでシュートを決め、開始３０秒で先制点をあげた。

 

するとソニーHCの反撃が始まり、5分にペナルティーコーナー（PC)を取られてしまった。
一度目のシュートをGK№１吉川が止めるが、再びPC。
今度は、ディフェンス陣が身体を張ってボールを弾き、危ない場面を逃れた。

 

それでも相手の猛攻撃が続き、12分に相手にタッチシュートを許し、１－１振り出しに戻った。

 

その後も早いゲーム展開から両チームによる、攻防戦が繰る広げられ、１つのミスも許されない、緊迫した試合となった。

 

猛攻を受けるレッドスパークスだが、１人1人の役割をしっかり果たしていた。

ディフェンスでは、№２０錦織が自分のマークにはボールを簡単に触らせないよう、徹底的に低い姿勢からのタックル、ブロックで、相手の攻撃の流れを切っていった。

 

両チームとも最後のラストパスが繋がらず、このまま前半終了かと思われたとき、やはり№２朴がゲームの流れを変えた。

 

残り１分、ボールコントロールしながら、じわじわと最終ラインを押し上げると、遠くにいるフォワードのリードをみて、相手ディフェンスのわずかな間を通るパスを送り、№１６金に託した。

 

№１６金はファーストタッチでボールを止めれなかったが、エンドラインぎりぎりでボールをつかむと、一気にゴールへ向かった。

 

右サイドから角度はなかったが、思いっきりヒットシュートを放った。

ボールはゴールに突き刺さり、２－１とリード。

 

前半を1点リードで折り返した。

 

後半に入り3分、左サイドからサークル内に打ち込まれたボールが、ゴール前で相手にタッチされると、２－２の同点に追いつかれた。

 

その後も激しいボールの奪い合いが続き、レッドスパークスはコースを狙い前線に繋げ、タッチシュートを狙うが、相手GKに阻まれると、今度は、サークルの混戦からソニーにヒットシュートを許すが、GK№１吉川がボールを弾き、両チームのGKの好セーブもあり、追加点をあげることができない。

 

点数が動かない中、右サイド中盤で№５西村が切れのあるドリブルで相手を翻弄すると、右サイド前線で№７三橋がスピードを生かして攻撃を仕掛ける。

 

それでもサークルに入れずまた、相手の反撃にあうと、最終ラインで相手ボールをインターセプトした、№２朴。５０ヤードのドリブルで一気に相手陣内へ。

 

試合が動いたのは後半１９分。中央から№１１駒澤がドリブル突破でサークルへ向かうと、相手の反則でPCを取得。№１８李が放ったシュートはパッサーの№６大田の目の前に。ボールを確実に押しこみ、３点目を奪い、リードした。

 

また、その直後にソニーHC にPCを取られるが、相手のミスでレッドスパークスのボールに。

 

残り時間３分を切ると、相手のGKが下がり、フィールドプレーヤーと交代してきた。

 

レッドスパークスは得意とする、プレスをかけると、№１６金がボールを奪い、GKのいないゴールへ一気に突進。倒れこみながら身体ごとゴールを決め決勝点をあげた。

 

この時点で試合残り時間２分。まだまだ油断は許されない。必死に相手陣内にボールを送っていると、

試合終了のホーンが鳴り響いた。

 

この瞬間、レッドスパークスの大会初の優勝が決まった！！

 

以上

前半１分　　CCWレッドスパークス　（１－０）
　　　　　　　　得点　№９　　　新井　麻月

　　　　　　アシスト　№１６　　金　美善

 

前半１８分　　ソニーHC　BRAVIA　Ladies（１－１）

 

前半３４分　　CCWレッドスパークス　（２－１）

　　　　　　　　得点　№１６　　　金　美善

　　　　　　アシスト　№２　　　　朴　善美

 

後半３分　　CCWレッドスパークス　（２－２）

　　　　　　　　得点　№ ７　　　　三橋　亜記

　　　　　　アシスト　№ １６　　　金　美善

 

後半２０分　　CCWレッドスパークス　（３－１）

　　　　　　　　得点　№６　　　　大田　昭子

　　　　　　アシスト　№１８　　　李　仁敬

 

後半３３分　　CCWレッドスパークス　（４－２）

　　　　　　　　得点　№ １６　　　金　美善

　　　　　　アシスト　№ １６　　　金　美善